JAM’S　ROCK

受付を済ませ、体育館に入ると在校生達が卒業生を送るため最後の歌の練習をしている。この時期の子供たちって何やっても面倒くさがったり恥ずかしがって声を出さないハズなのに、みんな真剣に歌っている。「恥ずかしい」っていう気持ちが自分たちの時よりも薄れているのか、声もはっきり出てるしこの時代の子供たちは「やれば出来る」のかもね。

いよいよ、式が始まり、お決まりの校長挨拶から来賓あいさつ。この辺りはお決まりの文句ばかり並べて全く心に響きません。唯一、自分の子供が卒業するPTA会長の挨拶は心に響きましたね。

一人ひとり卒業証書を受け取り、卒業生の別れの言葉と在校生からの贈る言葉で終盤です。合唱はホントみんなが一つになり、感動します。指揮を担当した男の子は壇上に立つと目を真っ赤にしながらがんばってタクトを振ります。みんなはすすり泣きながら歌います。すっかり感動することすら忘れてしまった自分に、遠い過去に自分が卒業した時の事を思い出させてくれます。

～長女へ～
これからそれぞれの道を歩むことになった友達と、同じ校舎で学んだことを忘れずに、いつまでも友達でいてもらいたいと願う。そしてみんなが真剣に取り組んだ体育祭や合唱コンクールの思い出を胸に、大きく羽ばたいてほしい。これから大きな壁に当たった時、今までに何度も障害を乗り越えてきた事を思い出し、あきらめずに先に進んでほしい。

そして、いつまでも、自分は君の父親であることを誇りに思う。

中学校の梅は満開でした。